サパ旅行
こんにちは。
ハノイにもいよいよ冬がやってきた感じがします。昼と朝晩の寒暖差がひどく、かぜをひいてしまいました。「ハノイの冬は湿っていて日本と違うよ~」といろんな人に言われ続けた割には・・・ハノイの冬は乾燥しています!唇がガサガサになってしまいました。急いでリップクリームとセーターを買いに行きました。
暖房がないまま冬を越せるのか本当に心配です。いまほしいものは、お風呂入った後に履けるような厚手の靴下ですが、どこにも売っていません!なんで一時帰国したときに買わなかったのか。後悔しかありません。。。
先週の土日、サパという少数民族がいる山岳地帯へ行ってきました。
ハノイから車で6時間くらいのところにあります。ここはベトナムで唯一雪が降るくらい寒い場所です。中国との国境に近い、ラオカイという場所まで行って、車を乗り換えて山を登り、サパまで行きました。
(ハノイからラオカイまでのバス!朝出発の便なのに寝台バス。2段ベッドみたいになっていて、足がのばせます。)
(通路で寝るおばちゃん。)
9月にサパ行きのバスの事故があったらしく…(記事では14人死亡、30人以上がけがと書かれています)
Tai nạn thảm khốc ở Sa Pa: Lỗi do tài xế, không phải mất phanh - VietNamNet
とっても怖かったのですが、心地よいゆれ(?)のせいで私は途中から爆睡してしまい…気づいたらサパについていました。(笑)坂自体は日光に行くまでのいろは坂みたいな感じだったのですが、霧がすごくて対向車線の車が、近づくまでなかなか見えないのが、余計に恐怖感をあおりました。
サパに着きました。霧でなーーーーーんにも見えません。ここはサパの中心地の広場です。
着いたとき(昼)は友達と「思ってたよりあったかいね~」なんて言ってました。が、、、
夜になるとめちゃくちゃ寒い。一緒に行ったロシア人のクラスメイトでさえ、凍えていました。そんな寒い中、ナイトマーケットへ行ってきました!
すごく元気なおばちゃんたちが「おばちゃん貧乏やから買って~」と手をひっぱってくるので困りました(>_<)私が物を見ているだけで、おばちゃんたちが「いくらやったら買うん?」と聞いてきます。なんでも買う前提で話が始まります。(笑)疲れました…そして余計なものたくさん買ってしまった…。
刺繍のズボンを見ていると「12万ドン(600円)でいいよ」と言われ、デザインがかわいかったので、買うことにしました。「15万ドン(750円)払うからおつりちょうだいね」と私が言うと「細かいお金いまないわ。」と言われおつりの3万ドン(150円)は返ってくることなく…(T_T)おばちゃんたちの商魂に負けてしまいました。
晩ごはんはBBQ!ドアもないような、ほとんど外で食べたようなものだったのでめっちゃ寒かったです。
ほとんどこげてますね。失敗。
ピンボケしてますが…これ、何かわかりますか?
豚の乳首です。
乳首の周りには固い毛が生えていて、みんなで大爆笑しました。
キャーキャー言っていると、店員さんが来て、乳首をカットしてくれました。そしてまた大爆笑。
ホテルに戻ってからは、これ↓が大活躍。
扇風機だと思ったらヒーターでした。(笑)あったかいが、まぶしい…
2日目は、1日目の霧がうそのように晴れていました。
ホテルのまわりにいろんなお店があったことを、2日目にやっと知るという…(笑)観光客はほとんどが欧米人ということで、おいしそうなケーキのお店がたくさんありました。
何人もの少数民族に囲まれる、観光客。私がこの観光客の立場やったら、こんなに愛想よくできない…
サパの道を探検していると、うしろから少数民族が何人か着いてきました。彼らは英語がめちゃくちゃうまいのですが、私は英語を忘れてしまったので…(本当にはずかしい…)ベトナム語で会話しました。
<話していてわかったこと>
・この2人はザオ族。向かって左の人は26歳、14歳で結婚、16歳で出産
・2人とも文字は読めないが、ザオ族の言葉、モン族の言葉、ベトナム語、英語、フランス語(あいさつ程度)を話すことができる
・ザオ族は眉毛を抜くのが美人の証
・ザオ族の結婚式は豚の丸焼き3頭分使う。式でほとんど食べるが、10キロは花嫁の家族が持って帰る。
・毎日家から14キロ歩いてサパの中心地まで物を売りにきている。
・旦那さんが家事をしている。
…日本人ともハノイのベトナム人とも全然違う!!!
驚きの連続でした…。
一緒に写真を撮ってもらったり、お話をしてもらったりしたから、最後セールス攻撃がくるだろうな~と、うっすら予想していました。
そしたら、やっぱり、本当にきてしまいました。
「子供たちの学費を払わなければいけないし、私たち今日朝から何も食べてない」
とまで言われると…心が苦しくなりました。そして…バッグを2つ買ってしまった私…。さようなら35万ドン(約1700円)…。日々のアルバイトでためたお金がぱ~っと消えていきました…。
(あとから聞いた話では、少数民族は学費払わなくていいらしい!!!おいおい!!!だまされたわ!!)
それから市場に行ってきました!
少数民族たちもここで日々の日用品を買っていきます。いろんな民族がいて、おもしろかった!
この市場でもいろんなものを買ってしまい、お金が飛んでしまったけれど、後悔はしていません!!
なんと帰りのバスでダブルブッキングが起きてしまいました。Hung Thanhというバス会社です!!私たちは16時半サパ出発のバスを予約したのに!!
「あなたたちのバスは18時出発ね」とだけ言われ、だだっ広いバスターミナルで寒い中1時間以上待たされました!!まず謝れよ!!!
しかも、このバスターミナルはまだ工事中で、ここで待ってねと言われたバス会社の事務所にトイレもヒーターもありません。予約先に電話して、どうなってるんですか!?と言いたかったのに、電話を無視されました。かなり腹が立ったので、担当者の携帯に怒りのショートメッセージを何回も送りました。
「あなたたちのせいで、私たちの時間が無駄になりました。私たちはどうして、トイレのない、この寒いバスターミナルで1時間も待たなければならないのでしょうか。私たちはあなたより若いけれど、私たちはあなたの客です。あなたは私たちにどうしてこうなったか説明してください。」
3,4回送ったのに、全部無視されました。本当にひどい会社です。事務所にWindows 7のデスクトップパソコンがあったのに、乗客の管理ができないようでは、パソコンもムダやんね~と日本語で悪口を言ったり、わざと聞こえるようにベトナム語で文句を言いまくりました。
結局会社の謝罪を聞けないまま、ハノイに戻ってきました。怒りしかありません。なぜか事務所の人たちが、私たちのことをめんどくせー客だな~という顔で見てきました。18時出発と言われたのに、一部のお客さんが遅れてきて18時15分発になりました。「終わりよければ全てよし」の反対の旅行になってしまいました。
「東南アジアのダブルブッキングなんて、よくある話じゃないですか」という方もたくさんいると思いますが、乗客への謝罪があったり、説明があったりするのが普通ではないでしょうか?会社に反省する様子がないようでしたが、それでいいのでしょうか。
ベトナムがこれ以上発展することなんてないんじゃないか、と思わせる旅行となりました。
ベトナム人の友達に言ったら「ベトナムだからね~」とだけ言われました。
少し話をずれますが、学校の先生も、時間を守らないことがベトナム人の文化だ、とふざけたことを言っていました。それでいいのかベトナム人!?!?